カットグラスに「切子」の言葉が用いられ始めたのは18世紀末以後です。 天保5年、加賀屋久兵衛が金剛砂を用いてガラスを彫刻し切子細工を工夫したと伝えらます。これが我が国のカットグラスの始まりです。 オランダとの貿易によってカットグラスが輸入され、その意匠はヨーロッパの影響を受けたものが多く見られます。